女性とアロマ

先々週、協会のアロマシンポジウムに参加してきました。

アロマでアンチエイジング
~女性ホルモンの変化と不調に対するアプローチ~

というテーマで、内容もとても良かったので
自分で思ったことも交えてご紹介します。

セミナーを聞いて
ライフスタイルが変化したことで
現代女性はとても過酷な環境にいるのだ
ということを改めて実感しました。

子供を沢山産んで
平均寿命も今より短かかった
戦前の女性と比べると

現代女性の生涯の月経回数は
約50回→約450回と
個人差はあるものの
なんと約9倍にも増えてしまいました。

毎月の排卵という大仕事で受けるダメージと、
長期的に女性ホルモンを浴びるリスク。

これは婦人科系の病気や
不調の原因にもなっています。

現代女性を取り巻く環境が過酷なら
そのライフスタイルに合わせて
現代風に体を守る必要があると思います。

日本ではまだまだ
「低用量ピル」
に対して抵抗がある方が多いそうですが、
上手に利用すればとても快適に過ごせるそうです。

プラス
アロマ、鍼灸などの補完代替医療や
運動・セルフケア指導・食事などの
カウンセリングを組み合わせることで
治療効果がアップするそうです。

病院できちんと治療しながら、
自分にあったセラピーを組み合わせる
というのがベストですね。

女性ホルモンが減ってくるのが
更年期にさしかかった時期です。

女性ホルモンの急降下が原因で
さまざまな不調が出てくる場合は
「更年期障害」
となります。

最新の精油の研究では、
更年期の女性に対して
「エストロゲン」
「テストステロン」
というホルモンに
精油がどのような効果があるか
実験をしていました。

10種類の精油をピックアップして
実験していましたが

結果としてその中に
エストロゲンを上昇させる香りがありました。

エストロゲンは女性ホルモンの一種で、
・お肌の潤い
・自律神経の調整
・コレステロールを下げる
・骨を丈夫にする
・気分を明るくする
などなど、女性らしくあるためのホルモンです。

テストステロンは男性ホルモンですが
女性にとっても大切な役割があり
・チャレンジ精神
・闘争心
・記憶力
などに関わります。

テストステロン上昇の香りも
分かってきていますが
発表までもう少しかかるとのこと。
どの香りなのか、楽しみです。

エストロゲンを上昇させる香りは
一番は「ゼラニウム」
続いて「ローズオットー」「カモミールローマン」
とういう結果でした。

更年期にさしかかったら
意識してこの香りを選んでみると
穏やかに体調を整えることができそうです。