はじめての聞香

お香の老舗、松栄堂の青山香房で行われる聞香の会
「ひととき」
に参加してきました。

いつもすぐ満席になってしまう会なので、初めての参加。
聞香自体も初めてで、とっても楽しみにしていました。

香炉の仕組みや香木の説明を聞いたあと、いよいよ聞香。

手に収まるサイズの香炉が3種類回ってきます。

香炉を手で覆って、小さな香木からたつ香りをゆっくり吸い込んで、横を向いて息を出します。(香炉もとても素敵なのです。)
3回繰り返して、次の方に回していきます。
とても静かな時間です。

とても小さな小さな香木なのに、なかなか香りがなくなることはなく、約30分ほど何度も何度も回ってきて香りを楽しむことができました。

香木はお線香のように煙を出してはいけないので、絶妙な火加減が必要なのだそう。
その香木から立ちのぼる香りは、とっても温かく、なつかしく、心落ち着くものでした。

普段家で使っているお線香タイプのお香とは、まったく別物でした。

「香の十得」なるものを紹介していただいたのですが、その中に、
・多忙な中にひとときの閑を
という言葉がありました。

何かをしながらではなく、あえて時間をとって香りだけに向き合う時間というのも、こころを落ちつかせるのにとてもよいなあ~と思いました。

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